【栃木:那須】那須温泉(殺生石)に行ってきました!
たくさん温泉があるなかで、鹿の湯におじゃましてきました。入湯料500円
営業時間・料金案内|那須温泉 鹿の湯l千三百年続く静寂と癒しの湯
なんと1300年の歴史をもつ温泉とのことで、
松尾芭蕉も訪れ、詩を読んだそうです。
那須温泉の湯本でもありますので、ここから那須温泉が始まったんですね。
名前は、もともと山狩をして射損ねた鹿が、
この温泉で傷をいやしていたことが由来となっているそうです。
お風呂場はもちろん写真をとれませんが、イメージはこんな感じ
手前に簡単に体を流すスペースがあり、シンプルに浴槽は6つ。
洗面台やシャンプー等はありません。
浴槽は温度別に分かれており、一番低くて41度、一番高くて48度でした。
女性の浴槽は少し構造が違うみたいです。
タオルの上から100~300回かけ湯をすると、
血行が良くなって、温泉の効能も高まるんだとか。
温度の違う浴槽があること、かぶり湯が、
鹿の湯の文化であり、伝統なんですね。
泉質は白濁で、とても硫黄の香りが強かったです。
使ったタオルににおいがしっかりつきました。
なんとなく泉質のイメージができるかと思います。
とても趣がある温泉でした。
隣には、那須温泉神社(なすゆせんじんじゃ)があります。
ここは那須郡内約80ほどある温泉神社の総本山となっています。
那須温泉神社(公式ホームページ)|栃木県那須郡|パワースポット|名所
樹齢800年!まさに生きるパワーをもらえそうです。
そしてその隣にある殺生石
正式には左の綱を巻いた石が殺生石になります。
写真の取り方がわかりずらくてすみません。
殺生石は九尾の伝説に縁があるんですね。
九尾が岩になって、3つに割れた1つがここに祭られています。
緑豊かな山の中に、急に現れる大きい石と灰色の世界、
とても異空間でした。
ちなみにこの写真の左側、1000体のお地蔵さんが並んでいます。
その奥に大きなお地蔵さんがあります。
「教傳(きょうでん)」という方を供養したものだそうです。
母の作った朝食を蹴とばす荒くれもの教傳という小坊主がいて、
28歳になっても改心しない教傳に、この殺生石で天罰がくだります。
「ここで天罰を受け、火の海の地獄に落ちていく」と大声で叫ぶ姿を、
一緒にいた友人が見て、その後、湯本の有志で建てたお地蔵さんだそうです。
その後、親不孝の戒めとして参拝する人が後を絶たなかったとのことでした。
改めて、親への感謝、周囲への感謝を大切にしたいなと考えさせられました。
ちなみに殺生岩にも松尾芭蕉は訪れています。
町全体として、硫黄の香りが強く、古きよき温泉街でした。
今回は日帰りでしたが、次回はまた宿泊でゆっくりと湯につかりたいです。
ちなみにサファリパークや遊園地も近くにあるので、
お子様連れでも楽しめる観光地でもあると思います。
那須町観光ガイド|一般社団法人 那須町観光協会 オフィシャルサイト
やっぱり温泉っていいですね。
終わり。